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294 ピース
春道列樹(はるみちのつらき) 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり ★山中の小川に風がかけたしがらみは、瀬に溜まって流れることもできない散り紅葉なのであったよ。 北斎の遠江山中を参考に描かれたものと尾思われます。
何故、北斎が百人一首と関係あるののか説明文を入れておきます。 「百人一首うばが絵説」 1835年出版 晩年の揮毫・前北斎卍(前北斎まんじ)百人一首の歌意を乳母が分かりやすく絵で説明するというもの。 北斎最後の大錦判の揃物として企画出版されたが、三十一図で中断している。 理由は、版元の西村屋与八が版行途中で没落し、続いて出版を引き継いだ伊勢屋三次郎も、絵では歌意が分かり難い、などで不評であったためもあって、手を引いたらしい。 |